強いからかっこいいのか、かっこいいから強いのか——。 "弱い"と"ダサい"の因果関係
強いからかっこいいのか、かっこいいから強いのか——。 "弱い"と"ダサい"の因果関係|河内一馬
サッカーにおけるブランディング
1.「強いからクール」なのか?「クールだから強い」なのか?
2.「弱いからダサい」なのか?「ダサいから弱い」なのか?
3.「クールで弱いクラブ(チーム)」は存在しうるのか?
4.「ダサくて強いクラブ(チーム)」は存在しうるのか?
何をもって"かっこいい"と判断するのか
①視覚:ビジュアル(見た目)が重要であることには議論の余地がない。人は視覚から入る情報で、それが自分にとってかっこいいか、それともダサいのかを判断する。もっとも重要な要素であり、三角形の頂点に位置している。
②哲学:例えばあるファッションブランドの、物作りにかける「想い」を知った時に、見た目が「かっこよく見える」という経験をしたことはないだろうか?人は「哲学」に魅力を感じた時に、視覚的な情報に影響を与えられる。
③機能:例えばあるプロダクトの「機能」に魅力が高ければ、「クール」という印象を与えることが往々にしてある。見た目がかっこよくても、考え方がかっこよくても、機能が伴っていなければ「かっこいい」と思えないこともある。
マンチェスター・シティ
ヴィッセル神戸
人は変化を嫌うがすぐに慣れる
しかし、クールをつくるには「時間がかかる」ということを忘れてはならない。ユベントスがエンブレムからロゴに変更を発表した際、Instagram(カルチャー側)では、大批判の嵐だった。肯定的な意見はほぼなかったと言っても過言ではない。しかし1年が経過した現在、このロゴは定着し、クールなユベントスの「顔」となった。仮に水戸がエンブレムを変更したとしても、それがクールであれば全く問題はない。人はすぐに慣れる。
私たちは「このエンブレムに思い入れがあるんだ!」と憤慨する人たちも、時を経て新しい「顔」に思い入れを持ち始める。
https://gyazo.com/6d747939114aa91afa4f53e3cd9b9cd7
短期的思考のJクラブが陥りやすい例として、「キャッチー」に手を出すということは前述した。フェルナンド・トーレスという「視覚」でクールを演出するには最高の選手のブランディングを、同チームは失敗している。キャッチーなフレーズを作り、キャッチーなグッズを製作し、クールな一面は見せられなかった。サッカーのブランディングにおいてキャッチーはダサいと「≒」だ。これは、必ず今後に影響を与える。
サガン鳥栖のダメな例、ブランディングの失敗
「悪いことすんなって言ってんじゃないの。ダサいことすんなって言ってんの。分かる?」